メガネレンズの傷の対処法はただ一つ!正しい直し方を解説

更新 2024/07/05

投稿 2024/07/05

我妻 三朗 監修

更新 2024/07/05

投稿 2024/07/05

目 次

    「メガネのレンズに傷がついて見にくい。どうしたら消せるの?」
    「小さい傷なのに磨いても消えない。このまま我慢して使うしかない?」 

    こんな悩みをお持ちではないでしょうか。

    結論からいうと、メガネレンズに傷がついてしまったら、自分で消すことはできません。自力で消そうとすると、かえって傷が広がり、レンズが変形して余計に見づらくなってしまいます。

    傷の対処法はただひとつ、お店での「レンズ交換」だけです。

    本記事では、レンズに傷がついた際、自分で直してはいけない理由を解説します。その上で、とるべき対処法について詳しく説明していきますので、今まさに、

    「メガネレンズの傷を自分でなんとかしよう!」と考えている人は一度この記事を読んでいただき、適切な処置をすることをおすすめします。

    この記事をおすすめしたいのはこんな人です!

    • メガネレンズの傷を自分で消そうとしている人
    • メガネレンズに傷がついて悩んでいる人
    • メガネレンズに傷がついた原因を知っておきたい人
    • レンズ交換の料金や手順が気になる人
    • メガネレンズに傷をつけない使い方を知りたい人

    1. メガネレンズの傷|自分で直してはいけない2つの理由

    身も蓋もない言い方になりますが、メガネレンズについた傷は自分で消すことはできません。

    メガネレンズの傷には、

    • レンズそのものについた傷
    • レンズのコーティングが剥がれて傷のようになっている

    の2パターンがありますが、どちらのケースでも消せないのは同じです。消せないだけでなく、自分で対処しようとすることで、むしろ傷の状態を悪化させてしまいます。

    1章では、「メガネレンズの傷を自分で直してはいけない2つの理由」を解説します。

    理由①|削りすぎるとレンズが変形してしまう
    理由②|レンズ表面のコーティングが剥がれてしまう

    自力で対処する危険性を、よく理解しておきましょう。

    1-1.理由①|削りすぎるとレンズが変形してしまう

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    自分で直そうとしてはいけない1つ目の理由は、レンズが変形してしまう可能性があるからです。

    『レンズ用のクリーナーや研磨剤を使って磨くと、きれいになるのに…』と思う人がいるかもしれません。実際小さな傷なら、少し目立たなくなったように見える場合もあります。

    しかしながら、実際には、クリーナーで汚れは落ちても傷は消えません。研磨剤は、傷を削り取っているだけで、削り取られた部分がきれいに見えているに過ぎません。

    メガネレンズは皆さんの想像以上に繊細に出来ているため、少しでも削って変形すると見え方が変わってしまいます。

    【研磨剤は絶対にNG!】

    レンズの傷を下記のようなもので磨いて取ろうとするのは、絶対にやめましょう。

    • 研磨剤や金属磨き
    • 研磨剤の含まれたメガネクロス
    • 歯磨き粉

    これらはメガネレンズの傷を消せないばかりか、レンズやレンズのコーティングを削って変形させてしまいます

    メガネレンズは精密な光学製品(※)です。肉眼でわからなくても、近視や遠視、乱視などを補正するための幾重にも渡る加工がされています。(※)光学製品:光の作用や性質を利用した機器

    そのためレンズを強く拭いたり、研磨すると、表面が荒れてしまい、本来の機能が破壊されて見づらくなります。見え方にズレが生じて焦点が合わなくなったり、度数まで変わってしまう恐れがあります。

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    焦点や度数の合わないメガネは、メガネ酔いや眼の疲れ(いわゆる眼精疲労)を引き起こすだけでなく、やがては視力の低下を招きます。

    さらには、目の異変にとどまらず、慢性的な頭痛や吐き気など体に様々な悪影響を及ぼしてしまいます。

    レンズを変形させ、焦点や度数を合わなくする可能性があるので、自力で磨いて傷を取ろうとするのはやめましょう。

    1-2.理由②|レンズ表面のコーティングが剥がれてしまう

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    自力の対処をすすめないもう1つの理由は、レンズ表面のコーティングが剥がれてしまうからです。

    メガネレンズの表面には、ブルーライトカット、傷防止、UVカット、静電気や反射防止などの目を守るためのコーティングが施されています。

    標準的なメガネレンズのコーティングは0.001mm以下という薄さで、精密かつ繊細です。

    傷を消そうと研磨剤などで擦ると、コーティングが剥がれてレンズや目を守るための役割が果たせなくなり、疲れ目や視力の低下を招きます。

    たとえば、レンズ上で乱反射が生じるため、目に届く光が均一にならなくなります。

    これによって目に負担がかかり、眼の疲れ(いわゆる眼精疲労)の原因になります。

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    また、反射防止コートが剥がれているメガネは、運転の際、対向車のライトや信号を普段より眩しく感じるので大変危険です。

    日常的に眩しさを感じていると、白内障になるリスクも高まります。

    【コーティングが剥がれたメガネレンズを使用するリスク】

    コーティングが剥がれたメガネを使い続けていると、次のようなリスクにつながる可能性があります。

    • 乱反射が起き、光が均一に入らなくなる
    • 紫外線カットなどの効果がなくなってしまう
    • 目が疲れてストレスが溜まる
    • 視力が低下する

    見えづらいだけではなく、目に負担がかかり健康まで損ねる可能性があるのです。

    レンズ本体や目を守るために、重要なコーティングを剥がしてしまう恐れがあるため、レンズの傷を自力で直そうとするのは避けましょう。

    2. メガネレンズ|店舗での交換手順と料金の目安

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    メガネレンズが傷ついたら、レンズ交換以外の対処法がないことはご理解頂けましたでしょうか。

    レンズ交換は、一般的なメガネ店であれば、購入した店舗やブランドにかかわらず受け付けてくれます。

    ここでは、気になるメガネレンズの交換手順と、料金の目安を解説します。

    ・【3ステップ】メガネレンズの交換手順

    ・レンズ交換にかかる料金について

    よく読んで、しっかり把握しておきましょう。

    2-1.【3ステップ】メガネレンズの交換手順

    メガネのレンズ交換は、基本的に下記のような手順で行います。

    • ステップ1|店舗で相談する
    • ステップ2|レンズを選ぶ
    • ステップ3|レンズ交換を依頼 

    2-1-1.【ステップ1】店舗で相談する

    まず、レンズが傷ついたメガネを持参して店舗で相談します。傷の状態をみてもらい、本当にレンズ交換が必要かどうかという所から相談してください。どんなレンズに換えるか、機能や料金についても納得できるまで聞きましょう。

    破損の状態や、フレームの形状や材質によっては、メガネ一式を購入した方が良いケースもあります。そうした点についても、専門のスタッフのアドバイスに応じて検討すると良いでしょう。

    2-1-2.【ステップ2】レンズを選ぶ

    交換が決まったら、レンズを選びます。選ぶ際のポイントは、使用するシーンと、現在の視力です。

    人の目の状態は、近視、乱視、遠視、老視…とさまざまです。目を使うシーン、どんな風に見えたいかによっても、適するレンズは違ってきます。視力はどうしても変化しますので、店舗で視力の測定を行ってから、レンズを決めた方が良いでしょう。

    快適な視界を確保するために、あなたの目の状態と使用目的に合ったレンズを、妥協することなくじっくりと選ぶことをおすすめします。詳しいレンズの選び方については、5章「最適なメガネレンズの選び方|4つのポイント」を参考にしてください。

    2-1-3.【ステップ3】レンズ交換を依頼〜受け取り

    レンズが決まったら、交換を依頼します。その際、いつごろ受け取れるかをしっかり確認しておきましょう。

    交換にかかる時間は店舗によって、選んだレンズによっても異なります。ここ最近は、在庫のある商品であれば、30分程度で交換して受け取れる店もあるようです。

    ただ、在庫のない商品であったり、特殊な加工を施したレンズを選ぶと、取り寄せになって、数日〜1週間を要する場合があります。

    多少時間がかかっても納得できるレンズを選ぶべきですが、メガネが何日間もないのは不便ですから、受け取り時間や方法(※)を確認してから、レンズ交換を依頼するようにしてください。

    (※)依頼店舗での受け取りの他、大型チェーン店では職場近くや自宅近辺の別店舗で受け取れる場合もあります。

    2-2.レンズ交換にかかる料金について

    レンズ交換及びレンズの料金は、種類や度数、品質によっても大きく異なります。たとえば、同じ度数であったとしてもレンズが薄ければ薄いほど価格が高くなったりします。

    そのため一概にいくらと断定できませんが、近視用や遠視用の単焦点レンズの例でいうと、大体の料金は、『1組(2枚)5,000円〜20,000円程度』です。

    ただし、防曇加工や耐傷加工、ブルーライトカットなどのコーティングを行うと追加料金が発生する場合もあるので注意が必要です。

    レンズ交換の料金には、かなり幅があるので、交換前にお店の専門スタッフに確認するようにしましょう。(※)保証期間内のレンズトラブルなら、無償や割引での交換をしてもらえる場合があります。その点も忘れず確認するようにしてください。

    3.メガネレンズを傷つけてしまう3つのNG習慣

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    ここまで読まれた方の中には、「それにしても、どこでレンズに傷がついたのかな?」と疑問をお持ちの人がいるかもしれません。

    この章では、レンズを傷つけてしまった原因を探るために、3つのNG習慣をご紹介します。

    NG習慣①|から拭き
    NG習慣②|熱にあてる
    NG習慣③|無造作に置く

    メガネレンズはあなたが思っている以上に繊細で、普段何気なくしている行動で傷ついてしまいます。

    これまで、間違った扱いをしていなかったか、今一度見直してみましょう。

    3-1.NG習慣①|から拭き

    1つ目のNG習慣は、レンズの「から拭き」です。

    から拭きは、傷やコーティングの剥がれの原因になります。

    メガネレンズは繊細で傷つきやすい性質です。ティッシュや洋服のような目の粗い材質でから拭きをすると、すぐに傷が付いてしまいます。

    また、メガネレンズには知らない間にチリやホコリが付着していることが多いです。メガネ拭きを用いたとしても、から拭きは、きれいにするどころか、チリやホコリなどの異物をレンズに擦り付けて傷をつける行為につながります。

    • 【から拭きはNG!】
    • ティッシュや洋服でレンズをから拭きしない
    • (メガネ拭きでも)チリやホコリの上から拭かない

    メガネレンズは、チリやホコリを水で洗い流し、ティッシュペーパーで軽く押し拭きをして水気を取ってから、​​専用のメガネ拭きで拭く習慣をつけましょう。

    3-2.NG習慣②|熱にあてる

    2つ目は、メガネレンズを熱にあてる行為です。

    メガネレンズは熱に非常に弱く、常温より少し高い温度になっただけで素材が膨張する性質があります。膨張により、レンズの表面のコーティングが収縮してしまいひび割れ(クラック)の原因になります。熱によってレンズが歪んだり、度数が変化して見え方に影響を及ぼすこともあります。

    たとえば、ドライヤーの熱、ファンヒーターなどの熱風も危険です。コンロの炎、ホットプレートの近くに置いただけでもコーティングが傷つく可能性があります。メガネを炎天下の車内(特にダッシュボード)に放置したり、アイロンや炭火など高温の物に近づけないように注意しましょう。

    • 【こんな熱にあてるのはNG!】
    • ドライヤーの熱
    • 料理関連の熱
    • ファンヒーター
    • 炎天下の車内
    • アイロン

    また、お風呂やサウナでメガネをかけて本を読んだり、お風呂のお湯でメガネを洗う人がいますが、これも当然NGです。お湯の熱がレンズに悪いだけでなく、シャンプーやボディーソープがレンズに付着することで、コーティングの剥がれなどを引き起こす可能性があります。熱のあたる場所でメガネをかけたり、放置したりしないように注意しましょう。

    3-3.NG習慣③|無造作に置く

    NG習慣の3つ目は、メガネを無造作に置くことです。ケースにしまわないで、所構わずレンズ面を下にして置くといった扱いは、レンズに傷をつける原因になります。

    引き出しの中にむき出しで放り込む、メガネをそのままバッグに入れたり、胸ポケットに差して持ち歩いたりといった行為も、傷つく元になるので、やめるようにしましょう。

    • 【こんな扱いはNG!】
    • レンズ面を下にして置く
    • 引き出しにむき出しで入れる
    • バッグにそのまま入れて持ち歩く
    • 胸ポケットに長時間入れたままにする

    メガネを外したら、必ずケースにしまうことを習慣づけましょう。

    4. 【一覧】メガネレンズを傷つけない使い方

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    新しくレンズ交換をしても、前と同じように扱ってすぐ傷ついてしまうようでは困りますよね。そこで、「メガネレンズに傷をつけない使い方」を一覧表にまとめました。メガネレンズを快適に、長持ちさせられるように、使用前にチェックしておきましょう。

    ①から拭きしない から拭きは傷の原因になります。特に、ティッシュや洋服など、メガネ専用でない目の粗い生地で拭くのは厳禁です。
    ②熱にあてない メガネレンズは熱に弱い性質です。熱で表面のコーティングが収縮してしまい、ひび割れの原因になります。
    ③レンズに手で触れない レンズに直接触れるのはNGです。指紋や汚れがつく他、その上から拭いたときに傷がつくことがあります。
    ④レンズを下にして置かない レンズ面を下にして置くと、傷がつきやすくなります。メガネを外して置くときは、必ずレンズを上向きにしてください。
    ⑤むき出しのままバッグに入れない 他の素材と擦れてレンズが傷ついたり、変形する可能性があります。メガネをバッグに入れるときは、必ずケースに入れましょう。
    ⑥使わないときはケースにしまう メガネを使わないときは、ケースにしまうことを習慣づけましょう。

    日常的なことではありませんが、雨や汗で、レンズが濡れてしまったときは、すぐに拭き取るのを忘れないようにしてください。

    濡れたまま放置すると、シミができるほか、雨水のホコリや、汗の塩分、皮脂が傷の原因になります。

    全体をサッと水で洗い流し、ティッシュペーパーで軽く押し拭きをしてから、専用のメガネ拭きで拭くと良いでしょう。

    5.最適なメガネレンズの選び方|4つのポイント

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    最後に、あなたに最適なレンズを選ぶ4つのポイントをご紹介しましょう。

    • 視力を測定してから選ぶ
    • 使用シーンに合わせて選ぶ
    • 材料を吟味して選ぶ
    • 専門のスタッフに相談する

    レンズ選びで失敗しないよう、お店に行く前に確認しておいてくださいね。

    5-1.視力を測定してから選ぶ

    メガネレンズを選ぶ前に、まず視力を測定しましょう。正確な視力を測って、それに合ったレンズを選ばなければ、最適なメガネは作れません。

    眼科で検査したからと仰る方もいますが、眼科は目の専門家であっても、メガネレンズの専門家ではありません。メガネのレンズは日進月歩で変化しています。新しい設計のレンズが何百とある中から、度数とレンズ、使用者の意図(メガネの用途)の3つにマッチするレンズを選べるのは、レンズの知識とサンプルを蓄えたメガネ店だけです。

    最適なレンズを選ぶためには、メガネ店視力を測定しましょう。時間を惜しまず、自分の目の状態を知って、あなたに1番マッチするレンズを選んでください。

    (※)メガネ店での視力測定は、メガネを作製するための目的に限られます。白内障などの病気が疑われる場合は、眼科の受診をおすすめします。

    5-2.使用シーンに合わせて選ぶ

    メガネレンズは、使用のシーンに合うものを選びましょう。

    仕事で1日中パソコンを見ている人と、映画を観るときだけメガネが必要な人とでは、適するレンズは異なります。

    目に入る光の量や、見たいものまでの距離、使用時間によっても選ぶべきレンズは違ってきます。

    あなたが、メガネをかけるのはどんな時でしょうか。

    • 仕事で長時間パソコンを見る
    • スポーツをするとき
    • 映画やテレビを観るとき
    • 読書のとき
    • 車を運転するとき

    主な使用シーンを考慮してレンズを選んでください。スタッフに用途を話して、それに合うレンズをいくつか提案してもらうのも一案です。

    【選べるコーティング】

    メガネレンズでは、あなたの使用シーンやこだわりに合わせて『コーティング』(※)が選べます。(※)コーティング:メガネを使う人が快適な視界を得られるように、レンズの表面に薄い膜を作ること。

    防傷機能コーティング 傷をつきにくくするコーティング
    撥水・防汚機能コーティング 水や汚れを付きにくくするコーティング
    ブルーライトカットコーティング ブルーライトを反射してカットすることにより、まぶしさやちらつきを軽減し見やすさをアップさせる
    防菌機能コーティング 細菌の増殖を防ぐコーティング
    くもり防止コーティング 温度差のある場所へ移動することで生じるレンズのくもりを防ぐ
    静電気防止コーティング レンズ拭き取り時などの静電気発生を抑え、ホコリや花粉を付きにくくする

    コーティングにはさまざまな種類があり、一枚のレンズに何層ものコーティングがかけられることもあります。目的やライフスタイルに合うコーティングについて、お店のスタッフに相談してみましょう。

    5-3.材質を吟味して選ぶ

    メガネレンズは、材質を吟味して選びましょう。

    材質によって、重さや厚み、傷つきやすさが違うので、使用シーンに合うかどうかが判断しやすくなります。

    具体的には、「ガラス」か「プラスチック」のどちらかを選ぶということです。

    それぞれ一長一短があるので、主な特徴を示した下表をご覧ください。※一般的な特徴で、種類によっては異なる場合もあります。

    <特徴> プラスチック ガラス
    重さ 軽い 重い
    厚さ さまざま プラスチックより薄いものがある
    壊れやすさ 傷つきやすいが割れにくい 傷つきにくいが(プラスチックより)割れやすい
    価格 さまざま さまざま

    たとえば、スポーツ中に使用するといった場合は、割れにくいプラスチック製のレンズが適しています。

    できるだけ傷のつかないレンズをという人は、ガラス製を選ぶと良いでしょう。

    5-4.専門のスタッフに相談する

    レンズ選びの大きなポイントは、お店の専門スタッフに相談して決めるということです。

    ここまでお伝えした視力、使用シーン、材質の3要素を考慮するといっても、目やメガネのプロではない普通の人が、何百とあるレンズの中から最適な1つを選ぶのは大変です。

    レンズ選びをサポートする知識や技能を磨いた専門スタッフなら、あなたの目の状態や使用シーンを丁寧に聞いて、最適な提案をしてくれます。

    長く愛用できるメガネを手に入れるために、レンズ交換は、知識や経験のあるスタッフのいるお店で、しっかり相談して間違いないものを選びましょう。

    6.まとめ

    メガネレンズに傷がついてしまったら、なるべく早くレンズ交換に行きましょう。傷は自分では消せませんし、傷ついたレンズを使い続けると目が悪くなってしまいます。

    最後に、レンズを傷つけない使い方をおさらいしておきましょう。

    • から拭きしない
    • 熱にあてない
    • レンズに手で触れない
    • レンズを下にして置かない
    • むき出しのままバッグに入れない
    • 使わないときはケースにしまう

    NG習慣は3つです。

    • から拭き
    • 熱にあてる
    • 無造作に置く

    あなたのクリアで幸せなメガネライフのために、この記事を役立てて頂けたらと思います。

    我妻 三朗 監修

    眼鏡作製技能士は、日本初の「メガネお仕立て」の国家検定資格です。世界の40か国以上の国々では、眼鏡のお仕立てに資格制度が導入されています。ところが日本では、資格が無くても誰でもメガネのお仕立てができる状況でした。ついに日本でも「生活者の眼の健康のため」に、難関試験に合格したメガネお仕立てのプロフェッショナルが誕生しました。

    店頭に並んだメガネは完成品ではありません。ご自分の目やお顔に最適に調整されて、初めて完成します。眼鏡作製技能士は、世界に一つのあなただけのメガネをお仕立てします。眼鏡作製技能士について詳しく見る。