手元も遠方もよく見える!遠近両用メガネの特徴や満足できる選び方を紹介

更新 2023/10/20

投稿 2023/09/28

我妻 三朗 監修

更新 2023/10/20

投稿 2023/09/28

目 次

    遠近両用メガネとは、1本で遠方と近方をカバーできるメガネのことです。老眼鏡は近方の見やすさをカバーできますが、遠方を見やすくすることはできません。

    そのため、老眼鏡をかけたときに遠方が見づらく、メガネを外したり遠方用のメガネにかけ替えたりする方は多いのではないでしょうか?ちょっとしたひと手間がかかるため、少なからず「面倒だな」「使いづらいな」と感じていると思います。

    遠方用のメガネは1本で遠方と近方をカバーできるため、今感じている手間や煩わしさを解消できるところが大きな強みです。とは言え、遠近両用メガネとはどのようなメガネなのか詳しく把握できずに検討するのは不安ですよね。

    そこでこの記事では、遠近両用メガネの種類や老眼鏡との違い、使用するメリットなどをまとめて解説していきます。

    1.遠近両用メガネとは

    新聞とメガネ

    冒頭でも触れたように、遠近両用メガネとは1本のメガネで遠方と近方をカバーできるメガネのことです。

    もう少し分かりやすく言うと1本のメガネで老眼と遠方の見づらさの両方をカバーして、手元にあるものから遠くにあるものまでくっきりと見やすい状態を作ります。

    症状 内容
    遠方の見づらさ ぼやけて見にくい状態を補正して、見やすい状態にする
    老眼 加齢とともに目のピントを合わせる力が衰え近くのものが見にくくなる

    近視や乱視、老眼鏡などの一般的なメガネは単焦点レンズを使用しており、1枚のレンズにつき1つの補正機能を持ちます。例えば、遠方用の単焦点レンズは、レンズのどの部分も遠方が見やすい状態となります。

    一方で、遠近両用メガネに使用されているレンズは多焦点レンズです。1枚のレンズの中に、複数の焦点を持っています。例えば、遠近両用メガネに使われる累進多焦点レンズは、レンズの上部では遠方が、レンズの下部では手元がよく見えます。

    単焦点レンズと多焦点レンズ

    遠近両用メガネを装着している人が視点を動かすだけで、遠方も近方も見やすい状態を作れるところが遠近両用メガネの大きな魅力です。

    2.遠近両用メガネは2種類ある

    手とレンズ

    遠近両用メガネには、累進多焦点レンズを使用した商品と二重焦点レンズを使用した商品の2種類があります。

    レンズ種類 説明
    累進多焦点レンズ 上部に遠方を見るための度が入り、下部に向かって徐々に近方の度に変化するレンズ
    二重焦点レンズ 遠方用のレンズに近方を見るためのレンズがはめ込まれているレンズ

    どちらも遠近両用メガネの役割を果たしますが、メリットやデメリットが異なるため事前に確認しておきましょう。

    2-1 . 累進多焦点レンズ

    累進多焦点レンズは上部に遠方を見るための度が入り、下部に向かって徐々に近方の度に変化するレンズです。遠方から近方への変化がグラデーションのようになだらかなので、遠方や近方だけでなく中距離にもピントが合わせやすいところがメリットです。

    遠距離・中距離・近距離とレンズの説明

    また、レンズの見た目が通常のメガネと変わらないため、老眼鏡をかけていると思われることもありません。視力補正(視力矯正)用のメガネと同様のスタイリッシュな見た目のまま使用できます。

    一方で、累進多焦点レンズは、歪みが出やすいところがデメリットです。レンズの構造上、遠方部分の度と近方部分の度の差が大きいと、揺れや歪みが出やすいです。そのため、中距離や近方はピントが合う部分が限定されてしまい、視野が狭くなります。

    また、遠方から中距離、中距離から近方に切り替わる境目も歪みやすく、見方に慣れるまでは車酔いのように気持ち悪くなる可能性があります。

    累進多焦点レンズ 説明
    メリット ・遠方や近方だけでなく中距離にもピントが合わせやすい
    ・見た目が視力補正(視力矯正)用のメガネと変わらない
    デメリット ・遠方と近方の度数に差があると歪みが出やすい
    ・遠方から中距離、中距離から近方に切り替わる境目に歪みが出やすい
    向いているケース ・老眼鏡だと思われない見た目を重視したい
    ・中距離の見やすさを考慮したい

    2-2 . 二重焦点レンズ

    二重焦点レンズは、遠方用のレンズに近方を見るためのレンズがはめ込まれているところが特徴です。下記のようにさまざまなデザインがあり、近方を見るためのレンズが小窓のようにはめ込まれています。

    近距離用レンズ

    デザインによっては近方用のレンズを比較的大きく設けることも可能です。遠方を見るレンズと近方を見るレンズが分かれいるため歪みが出にくく、使いやすいところがメリットです。

    とくに、累進多焦点レンズでは視線を左右に動かすと歪みや揺れを感じやすいですが、二重焦点レンズではその心配がありません。そのため、スポーツや仕事などにも使いやすいでしょう。

    一方で、遠方と近方の度数が固定されているため、見づらい距離が発生しやすいです。累進多焦点レンズのように、中距離をカバーできないことを把握しておきましょう。

    また、レンズに小窓や境目がついているため、見た目で遠近両用メガネを使用していることが分かります。メガネをかけたときの見た目が気になる人は、避けたほうがいいでしょう。

    二重焦点レンズ 説明
    メリット ・歪みが発生しにくく初心者でも扱いやすい
    ・視線を左右に動かすときの歪みや揺れを感じにくい
    デメリット ・中距離をカバーできないため見にくい距離が発生しやすい
    ・レンズに境目や小窓がつくので見た目で遠近両用メガネだと分かってしまう
    向いているケース ・ゴルフなどのスポーツで使用する場合
    ・使いやすさを重視したい場合

    3.老眼鏡では見づらさを改善できない人は遠近両用メガネがおすすめ

    眼鏡を外して本を持つ人

    遠近両用メガネは、老眼鏡のみでは快適な視野を確保できない人におすすめです。老眼鏡は近方を見やすくするためのメガネを指します。手元用レンズとも言われており、読書や裁縫、スマートフォンの操作など手元を見やすくしたいときに向いています。

    老眼鏡は近方を見やすくするための単焦点レンズなので、手元はよく見えても遠方を見やすくすることができません。従来は「遠くの景色が見にくい」「遠くの掲示板や案内を確認できるようにしたい」という場合は、遠方用のメガネにかけ替えるか老眼鏡を外すかの選択をするしかありませんでした。

    しかし、遠近両用メガネがあれば遠方から近方までの見づらさをカバーできるので、メガネをかけ替える手間や所作が不要です。

    • 遠方と近方のどちらにも見づらさを感じる
    • 老眼鏡とメガネをかけ替えることが面倒
    • 外出時に老眼鏡を外したりメガネをかけ替える所作をしたくない

    という場合には、遠近両用メガネを検討してみてください。

    3-1.老眼鏡との違い

    先ほども触れたように、老眼鏡は近方を見やすくするためのメガネです。老眼とは、誰にでも起こりうる老化現象の一つです。加齢とともに目のピント調整能力は衰えていき、細かい文字が読めない、手元が見づらいといった現象が起こるのです。

    老眼鏡は老眼をカバーするために、近方にピントが合うよう補正をする役割を担っています。例えば、細かな本の文字が見えないときに老眼鏡をかけると、くっきり見えて文字が読めるようになります。

    遠近両用メガネと老眼鏡の違いは、遠方の見づらさをカバーできるかどうかです。そもそも遠方の見え方に不安がなく老眼のみをカバーしたい場合は、老眼鏡で充分です。

    また、「2.遠近両用メガネは2種類ある」でも解説しましたが、遠近両用メガネは老眼鏡の役割を果たす近方のレンズを一部分のみに使用しています。そのため、手元の視野をしっかりと確保したい場合や細かな作業に没頭したい場合は、老眼鏡の方が扱いやすいです。

    老眼鏡 遠近両用メガネ
    概要 近方を見やすくして老眼を補正するためのメガネ 遠方と近方をカバーできるメガネ
    レンズの種類 ×
    単焦点レンズ
    遠方はカバーできない

    多焦点レンズ
    近方だけでなく遠方をカバーできる
    向いているケース 遠方の見え方に不安がなく近方のみをカバーしたい
    手元の視野を広く持ちたい
    裁縫やプラモデルなど細かな作業に集中したい
    遠方と近方のどちらにも見づらさを感じる
    老眼鏡とメガネをかけ替えることが面倒

    老眼鏡と遠近両用メガネはどちらも老眼をカバーする性能を持っていますが、向いているケースや使い方が異なります。どちらが向いているのかじっくりと検討してみてください。

    4.遠近両用メガネの2つのメリット

    眼鏡をかけたスーツのロマンスグレーの男性

    遠近両用メガネならではのメリットとしては、次の2つがあります。

    遠近両用メガネを使用する2つのメリット

    遠近両用メガネを選択するべきか判断するときに重要なポイントとなるので、ぜひチェックしてみましょう。

    4-1.複数のメガネを持ち歩く必要がない

    遠方用のメガネと老眼鏡を併用している場合、パソコン作業時は遠方用のメガネをかけて文字を書くときは老眼鏡をかけてとシーンに応じた使い分けが必要です。常に2本のメガネを携帯しなければならないため、煩わしさを感じるでしょう。

    頻繫にメガネのかけ替えをしていると「老眼鏡を置き忘れた」「遠方用メガネが見当たらない」など、どちらか片方のメガネが紛失することもあります。

    遠近両用メガネは1本で遠方と近方の双方をカバーできるため、複数のメガネを所有したり持ち歩いたりする必要がありません。

    通勤や外出時には荷物を減らせるのはもちろんのこと、逐一メガネをかけ替える手間が省けます。メガネは、日常生活で使用するアイテムです。遠近両用メガネを選ぶことで、日々の利便性が向上します。

    4-2.年齢を感じさせる動きが減る

    遠方用のメガネを使用している場合、老眼が入ってくると手元のものが見づらくなります。そのときに、下記のような動作をしている方は多いのではないでしょうか。

    • 雑誌を持った手を伸ばしてピントが合う位置を探そうとする
    • 頭にメガネをかけて手元の資料を読もうとする

    このような仕草は年齢を感じさせると思いながらも、見づらさを解消するためについつい行ってしまうものです。

    遠近両用メガネを使用すれば遠方や近方にある見たいものに応じてピントを合わせやすくなるため、年齢を感じさせる仕草が減ります。

    例えば、スーパーに買い物に行くとしましょう。遠方用メガネではパックに記載されている小さな値段が見えず、メガネをずらして対処するしかありません。

    遠近両用メガネならメガネであればかけたまま値段の確認ができるため、年齢を感じさせる動作がなくなります。また、メガネの上げ下げが不要となるので、手間や煩わしさを解消して買い物を楽しめるようになるでしょう。

    5.遠近両用メガネのデメリット

    白髪のおしゃれなおばあちゃんとメガネ

    遠近両用メガネのメリットが把握できたところで、気になるのはデメリットです。遠近両用メガネのデメリットとしては、下記が挙げられます。

    遠近両用レンズを使用するデメリット

    あらかじめ把握しておくとデメリットをカバーしながらの作製や使用を検討できるため、参考にしてみてください。

    5-1.慣れるまでは疲れが出やすい

    遠近両用メガネはレンズの位置によって見え方が変わるため、慣れるまでは疲れが出やすいです。とくに、累進多焦点レンズの場合はレンズの上部から下部に向けて度数が変化しているので、見たいものとの距離に応じて視線を変えなければなりません。

    視点を動かすときには、下記のポイントを意識してみてください。

    視線を動かす方向 ポイント
    近くを見るとき 顎を上げて正面を見たまま視点のみ下に向ける
    ※覗き込むように顔ごと下を向くとレンズの下部に視点が合わなくなるため注意が必要
    中距離を見るとき 正面を見たまま視点のみを少し下に下げる
    遠くを見るとき 顎を引き上目遣いになるようにしてレンズの上部にピントを合わせる

    とくに、手元を見るときは覗き込むように前かがみになると、視点を下部に落としにくくなります。顎を上げて、正面を見たまま視線だけを下げることが大切です。

    視線の動かし方にはコツが必要なので、慣れるまでには1~2週間程度かかることがあります。初めは室内での短時間の使用から始めて、慣れてきたら使用する時間を増やしていくといいでしょう。

    • 【階段や自動車の運転には注意が必要】
    • 遠近両用メガネに慣れるまでは、階段や自動車の運転に注意しましょう。階段を降りるときに視線のみ下に向けると、近方のレンズで見ることになり視界がぼやける可能性があります。
    • また、自動車の運転時は左右への視線の移動に注意が必要です。慣れていない場合は歪みやボケにより、明瞭な視界を確保できない可能性があります。
    • 階段や自動車の運転など危険を伴うシーンでの遠近両用メガネの使用は、使用に慣れて視点の移動がスムーズにできるようになってから検討してみてください。

    5-2.近方の視野が狭くなる

    「2.遠近両用メガネは2種類ある」で触れましたが、遠近両用メガネのレンズは近距離用の度数が入っている範囲が狭いです。

    累進多焦点レンズの場合は歪みが発生しやすい範囲を除くと、近方にピントが合う部分が狭いです。二重焦点レンズの場合はレンズにより異なりますが、近距離用の度数が設定されている小窓が小さいと必然的に視野が狭くなります。

    そのため、裁縫や読書など長時間手元を見る場合や近距離の視野を広く設けたい場合には、遠近両用メガネは向かないと言えるでしょう。

    5-3.視界に歪みが生じやすい

    遠近両用メガネは1枚のレンズに異なる度数が入っているので、視界に歪みが生じやすいです。とくに、累進多焦点レンズの場合はレンズの構造上、左右の下部に歪みが発生しやすくなっています。そのため、斜め右下や斜め左下を見ることが難しいです。

    レンズの中で歪み・揺れが起こりやすい部分の解説

    他にも、上部から下部に向かって度数が切り替わる部分でも、歪みが起きやすいです。歪みの場所を把握して避けられるようになるまでには、車酔いのような気持ち悪さを感じることがあります。

    また、遠近両用メガネは適切なフィッティングができないと歪みにつながります。レンズ内で度数が異なるため、少しフレームがずれると見え方が異なるためです。

    例えば、フレームのフィット感が低く上下にずれてしまうと、ピントが合いにくくなります。遠近両用メガネは特性を理解し適切なフィッティングに関する知識や技能を持つ、眼鏡作製技能士が在籍している店舗での購入を検討するようにしましょう。

    6.納得のいく遠近両用メガネを作るための3つのポイント

    向かい合う眼鏡の夫婦

    ここまで解説してきたように遠近両用メガネは特殊なメガネなので、一般的なメガネと同じように作製すると失敗する可能性があります。納得のいく遠近両用メガネを作るためには、下記の3つのポイントに着目しましょう。

    遠近両用メガネを作るときの3つのポイント

    それぞれなぜ着目する必要があるのか解説をしていくので、ぜひ参考にしてみてください。

    6-1.縦幅の広いフレームを選ぶ

    1つ目は、縦幅の広いフレームを選択することです。遠近両用メガネのフレームには基本的に制限はありませんが、レンズの上部と下部では違うため縦幅が広いほうが歪みを軽減できます。度数にもよりますが一つの目安としては、縦幅30mm以上のものがおすすめです。

    また、累進多焦点レンズの場合は、縦幅が狭いと中距離部分が狭くなります。遠方から近方までのグラデーションが作りにくくなるところもデメリットだと言えるでしょう。

    遠近両用メガネ用のフレームにはさまざまな種類があるので、縦幅の長さに着目しながら選択してみてください。

    6-2.高さがずれないフレームを選ぶ

    2つ目は、高さがずれないフレームを選ぶことです。メガネは目との距離や焦点に合わせてレンズの調整をしています。とくに、遠近両用メガネは1枚のレンズの中に複数の度数が含まれているため、本来の位置から少しでもずれると視界がぼやけたり歪んだりする可能性があります。

    そのため、フィット感が高く、正しい位置からずれないフレームを選択することが大切です。

    • 頷いたときに上下にずれない
    • テンプル(メガネフレームの耳にかける部分)は耳の付け根に沿って曲がっている
    • 鼻パッドが浮くことなくフィットしている
    • 黒目がレンズの中央あたりでキープできている

    上記のポイントをチェックしながら、自分に合うフィット感の高いフレームを選択しましょう。

    6-3.見づらいと感じるシーンを明確にしておく

    3つ目は、日常生活の中で見づらいと感じるシーンを明確にしておくことです。遠近両用メガネは1枚のレンズに複数の度数が入るため、現状と異なる状態で製作するとピントが合わず見づらくなります。

    もちろん視力測定は実施しますが現状で困っていることを伝えることで、より精度の高い遠近両用メガネに仕上がります。例えば、下記のようにできるだけ具体的に見づらさを感じているシチュエーションを伝えましょう。

    • 新聞の文字が読みにくくなった。ゴルフに行くと遠方のコースの見づらさも感じる。
    • 趣味の裁縫を楽しみたいので、近距離をしっかりと見えるようにしたい。
    • スーパーに行くと、今使っているメガネを外さないと値段が見えない。

    このように、どのようなシーンで困っているのか、どのようなメガネが希望なのかを明確に伝えられるようにしてみてください。

    7.遠近両用メガネは眼鏡作製技能士在籍店で作製する

    眼鏡とCマーク

    遠近両用メガネは、知識と技能が必要なメガネです。多焦点レンズに適した度数の調整が必要なのはもちろんのこと、できる限り歪みを減らして見やすさを確保する技能が欠かせません。

    また、「6.納得のいく遠近両用メガネを作るための3つのポイント」でも解説したように、適切なフレーム選びやフィッティングの調整も必要です。

    そのため、遠近両用メガネを購入するときは、眼鏡作製技能士が在籍している店舗での作製がおすすめです。眼鏡作製技能士とは、メガネ作製のエキスパートが保有する国家検定資格です。

    世界40か国以上の国では、日本よりも先にメガネを作製するための資格制度が導入されていました。しかし、日本では決まった資格がなく、誰でもメガネを作製できる状態でした。

    そこで、誕生したのが眼鏡作製技能士です。メガネ作製のプロフェッショナルとして、難関試験を合格した人のみが保有できる資格です。眼鏡作製技能士は、下記のようにメガネの作製に必要な幅広いスキルを持ち合わせています。

    • 【眼鏡作製技能士のスキル】
    • 視機能や光学、メガネ販売や加工作製、フィッティングなどの知識
    • 企業倫理やコンプライアンスに関する知識
    • メガネ業界に関する専門的な知識
    • ニーズをくみ取るコミュニケーション能力
    • 顧客に応じたメガネを作製する測定・加工・フィッティング能力
    • メガネの正しい装用や取り扱いを説明する能力

    一人一人の悩みやニーズに応じて、提案や調整を行います。とくに、遠近両用メガネでは重要な視力測定は、基準を満たした方法で実施してもらえるので、目の状態に応じて最適なレンズを作製できるでしょう。

    眼鏡作製技能士が在籍している最寄りの店舗はコチラより検索できますので、ぜひ参考にしてみてください。

    8.まとめ

    いかがでしたか?遠近両用メガネとはどのようなメガネなのか把握でき、利用するべきか判断できるようになったかと思います。

    最後にこの記事の内容をまとめてみると

    ◎遠近両用メガネとは1本のメガネで遠方と近方をカバーできるメガネのこと

    ◎遠近両用メガネには2種類ある

    1)累進多焦点レンズ:上部に遠方を見るための度が入っており、下部に向かって徐々に近方の度に変化するレンズ。歪みが出やすいが、遠方から中距離、近方までなだらかに度数が変化する
    2)二単焦点レンズ:遠方用のレンズに近方を見るためのレンズがはめ込まれているレンズ。歪みが出肉炒め使いやすいが、小窓や境目があるため見た目で遠近両用メガネだと分かる

    ◎遠近両用メガネは遠方と近方の見づらさのどちらもカバーできるため、老眼鏡のみでは快適な視野を確保できない人におすすめ

    ◎遠近両用メガネを使用するメリットは次の2つ

    1)遠方用メガネと老眼鏡の2つを携帯したりかけ替えたりする手間が省ける
    2)メガネをずらす、ピントを合わせるために雑誌を遠のけるなど年齢を感じさせる仕草が減る

    ◎遠近両用メガネを使用するデメリットは次の3つ

    1)レンズ内の見る位置によって度数が変化するため、慣れるまでは疲れが出やすい
    2)近距離用の度数が入っている範囲が狭いので、近方の視野が狭い
    3)累進多焦点レンズでは歪みが出やすい

    ◎納得のいく遠近両用メガネを作るためのポイントは次の3つ

    1)縦幅の広いフレームを選ぶ
    2)高さがずれないフィット感の高いフレームを選ぶ
    3)日常生活で見づらさを感じるシーンを伝えられるようにしておく

    ◎遠近両用メガネの作製には高度な知識と技能が必要なので、眼鏡作製技能士在籍店で作製する

    遠近両用メガネがあると、遠方と近方双方の見づらさを1本で解消できます。正しい知識と技能のある眼鏡作製技能士に相談をしながら、自分に合う遠近両用メガネを検討できることを願っています。

    我妻 三朗 監修

    眼鏡作製技能士は、日本初の「メガネお仕立て」の国家検定資格です。世界の40か国以上の国々では、眼鏡のお仕立てに資格制度が導入されています。ところが日本では、資格が無くても誰でもメガネのお仕立てができる状況でした。ついに日本でも「生活者の眼の健康のため」に、難関試験に合格したメガネお仕立てのプロフェッショナルが誕生しました。

    店頭に並んだメガネは完成品ではありません。ご自分の目やお顔に最適に調整されて、初めて完成します。眼鏡作製技能士は、世界に一つのあなただけのメガネをお仕立てします。眼鏡作製技能士について詳しく見る。